🦷 保険で白い歯に!「コンポジットレジン(CR)」の魅力と治療の流れ

 

 

こんにちは。太山寺歯科医院 院長の山田昌樹です。
早いもので、今年も残りわずかとなりました。
12月は古くから「師走」と言われますが、
これは師僧(お坊さん)が忙しく走り回る様子に
由来するとも言われていますね。

 

皆さまも、年末に向けて何かとご多忙のことと思いますが
「忙しいけれど、年内に気になっているむし歯をすっきり治しておきたい」
そうお考えの方も多いのではないでしょうか。

 

実は、むし歯の治療法の中には、
見た目の美しさと歯への優しさを両立できる
優れた選択肢があるのをご存知でしょうか。

 

 

 

 

✨ 自然な仕上がり!コンポジットレジン(CR)とは

 

むし歯治療をするとき、
治療跡が目立つのは嫌だな」と
心配される患者さまは少なくありません。

 

そのようなお悩みに応える治療法が、
「コンポジットレジン(CR)」という
白いプラスチックの詰め物です。

 

CRは歯科治療専用の樹脂素材で、
保険診療の範囲内で広く使用されています。

 

治療の流れ
1. むし歯を取り除いた部分に、やわらかいペースト状のCRを詰めます。
2. 特殊な光を当てて固めます。
3. 歯の形に合わせて磨き、自然な歯になじませます。

主に比較的小さなむし歯や、前歯のむし歯の治療に用いられ、
治療後の見た目がほとんど目立たないことが大きな特徴です。

 

 

 

 

 

💖 CRの最大のメリットは「歯を大切にできること」

 

CRが注目されるのはその「白く自然な見た目」ですが、
実はそれ以上に大切なメリットがあります。

 

それは
「健康な歯質をできる限り削らずに残せる」
という点です。

 

例えば、金属の詰め物(インレー)の場合、
外れないようにするため、
むし歯ではない健康な部分も一定量削る必要があります。

 

一方、CRは歯に直接強力に接着するため、
むし歯になった部分だけを最小限に削って詰めることが可能です。

 

 

 

一度削ってしまった歯は二度と元には戻りません。
歯の強度を維持し、歯の寿命を延ばすことにも直結します。

 

また、歯型を取る必要がなく、ほとんどの場合、
その日のうちに治療が完了する手軽さも、CRの大きな魅力です。

 

 

 

 

⚠️ 知っておいていただきたいCRの注意点

 

短期間で治療が終わり、見た目もきれいなCRですが、
いくつか知っておいていただきたい特性もあります。

 

• 強度の限界:
金属やセラミックと比べると強度がやや劣ります
そのため、範囲の広い大きなむし歯や、
噛む力が強くかかる奥歯の広範囲の治療には向かない場合があります。

• 変色の可能性:
樹脂の性質上、長期間の使用により、
飲食物の色素などを吸収して徐々に変色したり、
歯との境目にわずかな段差が生じたりすることがあります。

 

当院では、こうしたCRの特性と、患者さまご自身のむし歯の大きさ、
噛み合わせなどを総合的に確認し、最適な治療法かどうかを丁寧に判断いたします。

 

 

 

🔎 最適な治療計画を一緒に考えます

 

CRはメリットの多い治療法ですが、むし歯の状態によっては、
より耐久性の高い詰め物(金属・セラミックなど)が適しているケースもあります。

 

 

 

 

当院では、それぞれの詰め物(保険診療・自費診療)の
メリットとデメリットをわかりやすくご説明し、
患者さまのご希望やご予算もじっくり伺いながら
最良の治療法を一緒に見つけ出していきます。

 

詰め物やむし歯治療についてご不明な点やご心配なことがあれば、
どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

太山寺歯科医院
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