スマホを見ている時、あなたの歯は接触していませんか?お口のトラブルの原因「TCH(歯列接触癖)」の予防と対策

 

こんにちは。松山市 太山寺歯科医院 院長の山田昌樹です。
2月1日は「テレビ放送記念日」です。
1953年に日本でテレビの本放送が始まった日として知られています。

 

テレビが一家の中心だった時代から、
今やスマートフォンが私たちの生活に欠かせない存在となりました。
特に若い世代では、テレビよりもスマホに費やす時間が増えています

 

しかし、その便利なスマートフォンが、知らず知らずのうちに
お口の健康を脅かす習慣を引き起こしているかもしれません。

 

今回は、近年注目されている「TCH(歯列接触癖)」についてお話しします。

 

 

 

 

◆無意識のクセが引き起こす「TCH(歯列接触癖)」とは

 

デスクワークに集中している時や、
ついつい夢中になってスマートフォンを眺めている時、
ふと気づくと上下の歯がカチッと触れ合っていませんか?

 

「歯が触れているくらい、たいしたことない」と思われるかもしれません。
しかし、この状態が日常的なクセになっていると、
歯や顎の関節にじわじわと過度な負担がかかってしまうのです。

 

人間の口は、食事や会話をしている時を除き、
本来は上下の歯が2~3ミリメートルほど離れているのが正常な状態です。
1日のうち、歯が接触している時間は合計で20分程度といわれています。

 

これに対し、食べたり話したりしていない安静時にもかかわらず、
無意識のうちに上下の歯が軽く、
あるいは強く触れ続けてしまう状態を
「TCH(歯列接触癖:Tooth Contacting Habit)」
と呼びます。

 

 

 

 

「ただ触れているだけ」であっても、
その時間が長く続くと、
歯や顎の関節が休むことができず、
小さなダメージが蓄積していきます。

 

これが原因となり、顎関節症や噛み合わせの違和感、
歯のひび割れや欠け、知覚過敏の悪化、
さらには歯周病の進行など、
様々なお口の不調につながるリスクが高まります。

 

 

 

 

◆スマホ利用中の要注意ポイント!「歯を離す意識」で予防を

 

TCHは、特に集中して作業している時や、
下を向くような姿勢で起こりやすいことが分かっています。

 

パソコンやスマートフォンが手放せない現代生活では、
誰もが身についてしまう可能性のあるクセです。

 

 

 

 

また、精神的なストレスが溜まっている時にも、
無意識に歯を食いしばる時間が増える傾向にあるといわれています。

 

もし、ご自身に心当たりがある場合は、
気づいたその瞬間から「歯を離す」ことを
意識的に行うのが非常に大切です。

 

効果的な対策の例

目につく場所にリマインダーを設置:
パソコンやスマホの周りなど、よく視界に入る場所に
「歯を離す」「リラックス」といったメモを貼っておきましょう。

姿勢と呼吸を意識する:
背筋を伸ばして正しい姿勢を保ち、深呼吸をして肩や全身の力を抜く習慣も、
TCHの軽減に役立ちます。

 

 

 

 

 

◆簡単セルフチェックで早期発見&相談を

 

TCHは無意識の行動であるため、
まずはご自身にそのクセがあるかどうかを知ることが、
改善の第一歩となります。

 

以下の簡単なセルフチェックを試してみましょう。

 

1. 姿勢を正して正面を向く
2. 唇を軽く閉じる(口元に力を入れない)
3. その状態を保ちながら、上下の歯をほんの少しだけ離してみる

 

このチェックで、もし
「口の周りに違和感がある」
「5分間この状態を楽に維持するのが難しい」
と感じた場合、TCHの疑いがあります。

 

なかなかクセが改善しない場合や、
すでに顎の痛み、違和感、歯の不調といった症状が出ている場合は、
放置せずに早めに当歯科医院にご相談ください。

 

専門的な視点から、あなたのお口の状態に合わせた
適切なアドバイスや治療法をご提案します。

 

 

太山寺歯科医院
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