お口の衰えは要介護の入り口?「オーラルフレイル」とは

~ 年を重ねても元気に!
「オーラルフレイル」を知って、お口の健康を守りましょう ~

 

 

こんにちは!松山市の太山寺歯科医院 院長の山田昌樹です。

今年も敬老の日がやってきましたね。
ご高齢のご家族がいらっしゃる皆様は、
日頃の感謝の気持ちを込めて何かプレゼントを贈ったり、
一緒に楽しい時間を過ごしたりするのではないでしょうか。

 

さて、いつまでも若々しく元気で過ごしたいと願うのは、
誰もが思うことですよね。
実は、年齢を重ねるごとに感じてしまう体の変化と、
お口の状態には密接な関係があることをご存知ですか?

 

今回は、
**心身の衰えにつながる恐れのある
「オーラルフレイル」**について、
わかりやすく解説していきます。

 

 

 

◆そのお口の変化
 もしかしたらオーラルフレイルかも?

 

「最近、食事中にむせやすくなった
食べこぼしが気になる」など、
普段の生活でこんな風に感じたことはありませんか?
実は、これらはオーラルフレイルと呼ばれる、
お口の機能が少しずつ低下していく状態の
サインかもしれません。

 

 

オーラルフレイルは、健康な状態と、
お口の機能が大きく低下した状態の
中間地点にある状態のこと。

 

この段階で適切なケアを行うことで、
元の健康な状態に戻れる可能性が高いんです。

 

 

 

◆放置は危険!
オーラルフレイルが招くもの

 

しかし、多くの方は「歳だから仕方がない」と、
この小さな変化を軽視しがちです。
オーラルフレイルを放置すると、
どんなことが起こるのでしょうか?

 

• 噛む力が弱まる: やわらかいものばかり食べるようになり、
ますます噛む力が弱まってしまいます。

はじめは「噛みにくい」「飲み込みにくい
だったものが、次第に
噛めない」「飲み込めない
という機能低下に至ってしまうのが、
オーラルフレイルの怖いところです。

 

• 全身の衰え:(身体的フレイル)お口の機能低下は、
全身の健康にも悪影響を及ぼします。

ある調査によれば
要介護になるリスクが約2.4倍、
4年以内に亡くなるリスクが約2倍になると
報告されています。

 

 

オーラルフレイルが原因で
要介護まで至ってしまうと、
元の健康な状態に戻すのは難しくなってしまいます。

したがって、ほんの少しの衰えを感じた時に
「年齢のせい」と軽く考えずに
早め早めに対処することが重要です。

 

• 孤独に: 美味しい食事が楽しめなくなると、食事の時間が楽しくなくなり、孤独を感じてしまうことも。

 

 

 

◆ささいな変化に気づくことから!
早期発見・早期対応が大切です

 

オーラルフレイルは、以下の症状が現れたときに疑ってみましょう。

• 食べこぼしが増えた

• むせやすい

• 口の中が乾く

• 会話が聞き取りにくいと言われる

もし、これらの症状に心当たりがある方は、
早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

 

 

以上のように
オーラルフレイルは、早期に発見し、
適切なケアを行うことで、予防できる可能性があります。

 

「年齢のせい」と諦めずに、
定期的に歯科医院で検診を受け、
健康なお口と身体を保ちましょう!

 

歯科医院は単にむし歯や歯周病の
治療だけではありません。

今や健康をトータルにサポートする場として
変化してきています。

お気軽にご相談ください。

 

 

 

太山寺歯科医院
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